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日米ポスト違いのお話-日本とアメリカ、郵便集荷システムの違い-
      日本とアメリカでは郵便の出し方が違うの、知ってました?


日本とアメリカでは、郵便の出し方が違います。日本では郵便局の窓口に出すか
ポストに投函するかです。このことがどれくらい日本では当たり前のことかは、投函と言う言葉
を辞書でひくと、「郵便物をポストに入れること」と書いてあることからも分かります。

アメリカでは一部の区域ではこの投函という意味が少々違ってきます。一部の区域といっても地方をさすわけではありません。
此処では主に、郊外の住宅地を指します。市外の中心部にはポストに該当するものが
スーパー、モールなど、人の集まるところには設置されています。但し色は赤くはありません。
住宅地・郊外にはポストは見かけません。ではどうすれば郵便物を出せるのでしょう。
実は、アメリカでは「郵便物の集荷サービス」が日本の宅急便業者の集荷のように、各家庭に
行われているのです。
どういうシステムかというと郵便を出したい人は自分の住居の郵便受けに出したい
郵便物を入れ、ポストにつけられた、矢印型の赤い印を上げておくと、配達人が集荷してくれる
わけです。このような環境に育った人は、日本の赤いポストを知りません。

私の知り合いの婦人が実際に経験した話です。留学生を沢山お世話した経験のある
この婦人は、上記の内容を知っていました。彼女は問題が起きないように、到着早々の
留学生に、詳しく日米のシステムの違いを説明したそうです。
ある日、留学生は手紙を出してくるといって家を出ました。駅前にはポストがあります。
予め説明していた婦人は、やはり早々に説明しておいて良かったと思ったそうです。
駅までは片道数分の距離ですから、15分もすれば戻ると思い、送り出したそうです。
ところが留学生は、ものの5分もしないうちに帰ってきました。聞くと、投函は済ませたといいます。
家の近所にポストが新しく設置されたのかと考えつつ、確認してみると、一区画先の角で投函
したと、言い張ります。そんな所にポストはないと思い、留学生ともども、その場所に出かける
ことにしました。

彼女の投函したと言い張る場所にともども出かけてみると・・・・・
そこには赤い郵便受けのある家がありました。
お近くのホームセンターでご確認ください。郵便受けの色、ベストスリー、赤・白・灰色となって
います。留学生は普通の家の赤い郵便受けに投函したのでした。

まったく反対のことが日本人留学生の身の上に起こる可能性があります。
知らないということ、経験したことがないということは、何が起きるか分からない、怖さがあります。
人間は自分の記憶・経験・DNA(?)のなかで、判断し行動するものです。

by futuregate3 | 2006-06-19 00:26
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