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英国の戦争の歴史シリーズ(Ⅶ)

英国の戦争の歴史シリーズ(Ⅶ)いよいよ登場です。「ジャンヌダルク」
―彼女は正式に認められたローマンカソリックの聖人なんです―
~彼女を最初に再評価したのはあのナポレオン~


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 イングランド軍に捕らえられ,魔女として火刑にかけられた、あの『ジャンヌダルク』は近世まで
伝承・伝説の中の人でした。彼女を歴史上の伝承の中から蘇らしたのは、あの「ナポレオン」でした。
彼は自らの王権を正当化する意味からも彼女を「国民的英雄」として取り上げ、此処から彼女が歴史の
表舞台に登場するきっかけを作ったのです。

 1920年にはローマ法王ベネディクトゥス15世によりローマンカトリックの聖人に列せられています。
私たち、プロテスタントの立場から言うと彼女は神の啓示を受けた預言者であったのかもしれませんが、
歴史的に果たした役割は非常に大きかったようです。

 何度も何度も書きましたが、『百年戦争』を戦った英・仏両軍に国家意識はまだなく、
本家争いをベースとした覇権争いでした。当時『百年戦争』は英・仏統合の方向で終戦を迎えよう、
と言う政治的動きの中にありました。事実、形の上だけですがイングランド王がフランス王に即位する
と言う形まで整っていました。


 もし彼女がいなければイングランド・フランスをまたぐ形で絶対王政が出来上がり今日の自由主義の目も
詰まれていたかもしれないのです。当時のイングランド・フランス領王室も今のどこかの国と同じく
男系継承か女系継承かで、「喧々諤々(けんけんがくがく)」の騒ぎでした。
イングランド王室もフランス王室もともに、フランスの『カベー王朝』の血脈であり、前者が女系、後者が男系と
言うことだったようです。いずれにしてもフランス王室はこの時点で、風前の灯だったといえるでしょう。

 此処から、シャルル7世の即位、イングランド軍の撤退までの大逆転劇を可能としたのが『ジャンヌダルク』で
あったことはどうやら間違いのない事実のようです。王室の私生児説から始まり、彼女については
「漫画」から『映画』まで様々のメディアで詳しく紹介されています。ここではそれらの譲りたいと思いますが、
とにかくも、
『百年戦争』はこうして幕を下ろします。

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by futuregate3 | 2006-10-09 12:02
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