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英国の戦争の歴史(ⅩⅤ)

英国の戦争の歴史(ⅩⅤ)
『清教徒革命』から『名誉革命』へ、
現代のイギリスの原型、「近代市民社会」が形成され始めます。


英国史上初の無血革命=『名誉革命』=立憲君主制の確立です。


『クロムウェルに始まる清教徒革命』、『名誉革命』と繋がる立憲君主制への流れの中で、近代
イギリスの原型―市民社会の形成が見えてきます。
やっと私たちの知っているイギリスが垣間見えてきました。
歴史の主役は『王家』・『貴族』から『議会』・『内閣』へと移っていきます。

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■夫婦で王様■
ウイリアム3世(左)メアリー2世(右)


 1688年、議会と対立したジェームス3世を議会はフランスに亡命させ、変わって娘のメアリーと
その夫でフランスに抵抗するプロテスタントの英雄、オランダ統領のオレンジ公ウイリアム=ウイリアム3世を招き、
共同統治ということで各々を王と女王ということで、即位させました。
カソリック勢力の強いスコットランド・アイルランドでは激しい戦いもありましたが、イングランドでは
完全な無血革命でした。

 クロムェルによる一時的にせよ共和制への移行をへて、この『名誉革命』によりイギリスに
立憲君主制―『君臨すれど、統治せず』―が確立したと言えるでしょう。

 種としての国民とその国土としての『国家』という象徴的な『国家観』を持ちようがなかった彼らは
長い歴史の中での戦乱の歴史―「カオス=混迷」のなかから、「国家」に対するアイデンティティーを
こうして確立していきます。
イギリス人、イギリスと言う国がその文化・歴史の十分な理解なしで、少々の留学期間の滞在では、
理解しがたいことがお分かりいただけるのではと思うのです。

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by futuregate3 | 2006-10-24 19:27
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