赤いアメリカ、青いアメリカ 一体、何のことですか? Red America, Blue America,アメリカには2つのアメリカがあります。ひとつは超保守的なアメリカ。 もうひとつは比較的リベラルなアメリカです。このリベラルと言う言葉、和製英語になっていますが、 日本語と米語では多少語感が異なるようです。「リベラル」といえば日本では多少なりとも革新的な プラスイメージで捉えることが多いようです。本来は『Liberal』にはいいプラスイメージの意味と同時に 選択肢の多い、定見のない、と言うような意味が含まれるようです。 兎も角も、アメリカには2つの顔があるということです。それが地域により分かれるということです。 下の地図のようになります。西海岸沿いとグレートレーク周辺、北東部海岸線がブルーアメリカで その他の地域がレッドアメリカになります。では何故レッド・ブルー呼ぶのでしょうか。・ 民主党のイメージカラー-はブルー、共和党のイメージカラーはレッドから来ています。 この言葉が新聞紙上で使われる様になったのは、2000年の大統領選挙でのブッシュ対ゴアの一騎打ちからです。 ブルーで塗られる民主党基盤の地域は大都市圏。赤で塗られる共和党支持の強い地域は 農業酪農地帯が多いというように色分けできます。前者は大都市生活のホワイトカラー、工業従事者などが 多く現代アメリカをある意味「象徴」する地域です。 後者は原理主義的なプロテスタントの多い、アメリカの伝統社会の側面を持つ地域です。 アメリカ人の50%以上は「神による天地創造」を「ダーウィンの進化論」より信じていますが、レッドアメリカの諸州では、 「進化論」と「天地創造」が平行して学校の現場で教えられるか、『天地創造』のみが授業されています。 州によっては「進化論」への言及は「罰金」の対象になっている地域もあります。 超近代社会のアメリカだけをイメージしていると、「大間違いのもと」ですよ。多重性国家アメリカ、 この辺にアメリカの強さの秘密があるかも・・・。
by futuregate3
| 2006-12-17 20:31
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